|
CTと親知らず(智歯)の抜歯
二次元的なレントゲン写真(パントモ)と三次元的なCTレントゲン写真とでは、親知らず抜歯時の診断が全く異なります。
二次元的なレントゲン写真では、智歯の根の先の神経を完全に読み取り、把握する事ができません。また、神経と根の先が結合しているかどうかもわからず、下手をすると智歯を抜く時に神経及び太い血管を引きちぎってしまう可能性もあります。
 |
|
 |
2次元的パントモでは神経にぶつかっている
ケースに見える。 |
|
実際には内側に下歯槽管神経はずれており、
安全に抜歯を行った。 |
歯科用CTの立体的な画像を見て初めて、智歯の根尖(根の先)が正確に何ミリあるのかが診断でき、抜歯後の大出血や麻痺が回避できるのです。 その為にも術前レントゲン検査は欠かせません。
 |
|
 |
下歯槽管神経と智歯(親知らず)が接触して
いるので、抜歯不可能なケースA。 |
|
下歯槽管神経と智歯(親知らず)が接触して
いるので抜歯不可能なケースB。 |
私自身もCT導入以前は麻痺などのリスクを避けるために、多くの患者様を大学病院や東京医療センターに紹介してまいりましたが、大体の方が約3〜4週間程待たなければならない状態でした。
今では約95パーセントのケースにおいて当院で抜歯を行なう事が出来るようになりました。
もちろん、術前に十分な説明をしてからになりますが、3DCTは下顎下歯槽管神経のトレーシングをすることが出来ますから、より安心・安全に抜歯を行なうことができるようになりました。この方法を知ってしまうと、もう手放す事ができません。
このようにCTを使いこなすことによって、より良い治療の可能性がどんどん広がっていきます。それは、インプラント治療に関しても同じ事が言えるでしょう。
|
術後インプラントが下歯槽神経から2.74mm離れており、
安全性が確認できる。 |
|
|
|
根の尖端に根尖病巣(膿の袋)を認める。 |
|
親知らずと手前の右下7番の遠心に大きなカリエス(虫歯)
あり。2次元的なパントモでははっきりとわからなかった。 |
同業の歯科医師の方々には、ぜひ手に入れていただきたいものです。患者様に対する安全性や、与える安心感を思えば、安い物なのではないでしょうか。
情報提供:医療法人社団親民会 波多野歯科クリニック
院長 波多野一先生
|